1・SUPER FLAT
(SUPER FLAT=超素)と考えています。超素って?物凄く素。ポジティブでもネガテイブでも無い感覚の存在とでも言いましょうか。人間って天気や季節を自分の感情と重ねたりしますよね。感じて伝える事によって共感が生まれます。その共感する前の『アッ!』って感覚。その瞬間は誰の物でもなく、自分で選べるものでもなければ、自分のその時の状況、感情を超えた素の感覚ではないだろうかと思うのです。一瞬でもネガティブな感情を抜け出す感覚の存在があると言う事は、ネガティブな状況を抜け出す事のきっかけになるのではないかと考えています。状況は思い込むことによって改善も悪化もする。それは今の世の中に必要な感覚じゃないかと思います。小さな事も大きな事も。
2・小さな虹
目に見える全ての物に名前がある。例えば虹が出る現象にも理由があって、科学的に説明が出来る事の凄さと、それ以前に大切にしたいのはその光景を目にして理由が解らないけれど心が動かされる気持ち。感動したから虹が出る理由を人間が知りたくなった。そして人間が名前を付けた。その発見から名前を付けるまでのプロセスや感動を、後に教えられた僕らは知らない。学校で説明を受けて、それなりの感動と知識を得ます。理由を知る事の素晴らしさもあるでしょう。発見する、気になる、知ろうとする。賢くなるって事は感動も伝えなきゃいけないって事を大事にして欲しい。自分もそうありたい。
3・落葉ダンス
国道を車で走っている晩秋に、落ち葉が風に舞い見とれたら危うく事故を起こしそうになりました。誰の目にも届かないような所にも自然現象の面白さ、不思議さがあります。全てが上手く行く訳ではないし、苦しみや悲しみは生きてる以上は誰もが経験する出来事かと思います。それでも生きて行く中には良くも悪くも人間の力ではどうにもならない部分があって、それは時にミラクルを起こしたりします。天気や季節に人間は左右されたりして生きていくのですね。
4・ホームラン
スポーツ選手の活躍には勇気付けられる事があります。スポーツ選手が選手として長く活躍する事ってのは本当に難しい事です。プロとして活躍している選手も、それぞれが様々な問題を抱えて生きている状況の中、きっと自問自答しながらも選手として回りの期待や、自分自身への期待や不安も抱えながら、プロとして前向きに生きる姿が人の心を打つのかと思います。生きる為の応援歌です。
5・素っ裸
人間にとってベーシックな事、誰もが素っ裸で生まれる。世の中は不平等だし、生まれる環境もそれぞれ。違いを憂うよりは、同じ部分、ベーシックを持っている事を忘れたくない。様々な欲望を誰もが持っていて、その欲があったから人間の文化や生活の発展があったのでしょう。生まれる事を素晴らしい事と位置付けているのに、性的な商品や商売が当たり前にあって、青少年には教えたくない。でも誰もが持っている欲。これもベーシックな部分。ちゃんとしたベーシックな事柄をちゃんと伝える事ができない。生まれる事も欲する事も間違ったことじゃないのに。スケベキャンペーン。
6・春空
日常、人を思う心、春の夕焼けは優しく切ない。
7・下心
スケベキャンペーン代表作。男の下心は本能です。ちゃんと考えなきゃいけない問題だ。そして男は女性に思いを伝える事を恐れてはいけないし、真っ当でなけりゃいけないと思う。全てが上手く行くわけでもないし、歪んだ性欲を肯定したい訳ではありませんが、歪んだ性欲になる前にちゃんとした自分を持つ事、人として、動物として凄く重要で、真剣に考えなきゃいかんのです。紛れもなくストレートな真実。
8・君の迷いを断ち切る為に
ピアノで初めて描いたラブソング。「ラブソングなんて誰にでも描けるから自分は書かなくて良い」なんて事を考えていた若かりし自分がいましたが、渾身のラブソング。
9・桃色
悶々と悩んでいた日々、日本海に夕焼けを見に行って「ブラジルあたりは朝だな」と思った。なんと自分の悩みの小さい事かと。夕焼け見て「綺麗だなぁ」なんて考えていましたが、太陽に生きたまま近付く事は死を意味しますね。メラメラどころじゃなく爆発しながら燃えまくっているとは地球からは思えないほどに夕焼けは美しいです。一説によると地球の大気が汚れるほどに夕焼けは綺麗になるとの事。それぞれの国の文化は大事にしても良いと思うけれど、誰の地球でもないはず。
10・人知れず
等身大の自分はかっこわるい。でもそれが自分で受け止めて生きていたいのです。出会いや、景色、感覚を時々思い出していたい。曲が出来てすぐにアルバムの最後はこの曲にしようと思った曲です。人知れず人を思うことは、直接的に自分に何らかの利益をもたらす事はないし、自己満足でしかない。人に思いを伝えることは大事です。でも皆が言わないけど時々は思ったり、考えたりしているよって事です。
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2008年2月にリリースしたアルバム『舌の根の乾かぬ間に』曲解説。
